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#ためになる辞典 #実は知らない木 #樹種

暮らしに取り入れたい「実がなる木」の種類と特徴

木について

北欧の森編集部

2025.9.30

庭木や街路樹などで実がなる気を目にすると、季節の訪れが感じられます。
木の実は食べられるものもあれば、見た目が美しいものなど、その種類も様々。実をつける季節別に、どんな実がなる木があるのかご紹介します。

春〜初夏に実がなる木

3月から6月の初夏にかけて実がなる木は、春や夏の訪れを告げてくれる存在です。
ウメやサクランボなど食べられるものも多く、暮らしに季節の喜びを運んでくれます。

食べられる実がなる木

黄色く色づき始めたウメの実 北欧の森

・ウメ(6月)
青い実はウメシロップや梅酒に、黄色く色づいたら梅干しに加工できるウメの実は、日本人にとってとても身近な存在です。
ウメの実は、酸味が強く加工しなければならないのでその点は注意が必要。毎年やってくる「梅仕事」を楽しみたい方にはおすすめの木です。

・サクランボ(桜の一部品種)(5〜6月)
赤く色づいた小さな実が葉っぱの影から顔をのぞかせるサクランボ。
甘酸っぱく人間だけでなくヒヨドリやメジロ、ムクドリなどの鳥たちも食す実です。
ただし、観賞用のソメイヨシノの実は食べられないのでご注意を。

・ビワ(5月中旬〜6月)
オレンジ色の果実で、甘さも優しいビワ。食べられる実をつける木として、庭木に植えられている光景をよく目にします。
収穫時期は初夏。地域にもよりますが6月ごろが食べ頃となります。

・グミ(4月〜秋頃)
6月ごろから赤く色づき始めるグミの実はジャムにしても美味しいのが魅力です。赤い小粒の実で、そのまま食べると甘酸っぱくどこか懐かしい味わい。
自生しているグミも少なくありません。ちなみに、グミは品種によって実がなる季節が異なります。
4月から5月にかけて赤い実をつけるのはナワシログミ。6〜7月ごろに収穫時期を迎えるのはナツグミと呼ばれています。

・ジューンベリー(6月ごろ)
6月(June)に実(Berry)をつける木という言葉が名前になっているジューンベリー。白い花を春に咲かせて、6月には鮮やかな赤い実が収穫できます。抗酸化作用を持つアントシアニンを豊富に含み、そのまま食べられます。長く楽しみたいなら、ジャムがおすすめ。たくさん実がなるので、収穫して冷凍保存してある程度量がまとまったらジャムにしてみましょう。

見た目が美しい実がなる木

秋に実が赤く色づくサンユシュ 北欧の森

・サンシュユ(山茱萸)(6月ごろ)
6月頃に青い実がつき、秋に赤く熟すサンシュユは、3〜4月ごろ黄色い花を咲かせます。
サクラのように葉が開く前に花が咲くため、実だけでなく花も楽しめる庭木です。
秋になると実が赤く色づきますが、酸味が強く、食用にもできるものの薬用や果実酒向き。春は黄色い花、初夏は青い実、秋は紅葉と赤い実と、季節ごとに見どころがあるのも魅力です。

夏に実がなる木

青々と葉が茂る夏には、食べられる実をつける木が多くあります。

食べられる実がなる木

実が食用としても親しまれているブルーベリーは育てやすい果樹 北欧の森

・ブルーベリー(6月〜8月)
低木でも実がなるブルーベリーは、初心者でも育てやすい実がなる木です。
収穫時期は6月中旬から8月にかけて。品種によっても少しずつ時期が異なります。植えてから実を収穫できるまでは3年以上かかることもあります。

・ヤマモモ(6〜7月)
赤紫の小さな実をつけるヤマモモは、赤い実がとても可愛い木です。
実は酸味が強く果実酒やジャムなどに使うのがおすすめ。収穫時期が短いため、見逃さないようにしましょう。

見た目が美しい実がなる木

実だけでなく花も美しいエゴノキ 北欧の森

・エゴノキ(夏〜秋)
夏から木口にかけて実ができるエゴノキは、初夏に可愛らしい白い花を咲かせます。
小さな丸い実は人は食べられず有毒なのでご注意を。実が熟すと脂質を多く含んだ種子ができ、ヤマガラなどが好んで食べる食料に。庭でも育ちやすく、植えると野鳥が食べる姿を観察できるかもしれません。

秋に実がなる木

たくさんの木が実をつける秋。豊かな自然の恵みを楽しめる季節です。
庭木として人気の木の中にも、秋に実をつける木が多くあります。

食べられる実がなる木

柿の木にはそのまま食べても甘い実をつける木と、渋柿の2タイプがある 北欧の森

・柿(10〜11月)
柿には甘柿と渋柿があり、食べられる実をつける木として代表的な存在です。
収穫しきれず土に落ちた実は、そのままにしておくとニオイを放つこともあるので、注意が必要。
また、渋柿は干し柿にするなど加工が必要です。
庭木として植える際には、苗木から実がつくまで数年かかりますので、それを楽しむくらいの気持ちで取り入れてみるのも良いでしょう。

・栗(9〜10月)
イガの中に実がなる栗は、大木に育ちやすいため庭木として植える際には空間が十分にあるか考えてから上ましょう。
また、栗の実は、木から落ちてすぐ収穫しないと、虫に食われやすいのでご注意を。

・クルミ(9〜10月)
クルミの実は、果肉ではなく、硬い殻で覆われた種子が食べられる部分です。
成長が早く大きく育つので、庭に植える際にはカキ同様に注意が必要です。

・イチョウ(10月頃)
オス木とメス木があるイチョウは、メス木のみ実がなります。イチョウの実の種が銀杏として食用されていますが、果肉は匂いが強いのが特徴です。
ちなみに、街路樹では実がならないオス木が好まれる。

・ヒメリンゴ(9〜11月)
観賞用のリンゴとして親しまれているヒメリンゴは、小さいが赤く美しい実をたくさんつけます。
そのままでは美味しくないので食べるならジャムや果実酒が良いでしょう。佐敷で簡単に増やせるので、剪定時に挑戦してみるのも面白いかもしれません。

見た目が美しい実がなる木

赤く可愛らしい見た目のハナミズキの実 北欧の森

・ハナミズキ(10月〜11月)
10月ごろになると楕円形の小さな赤い実が見られるハナミズキ。
鮮やか色をしていて美しい実ですが、毒性があり人は食べられません。美しい実に加えて、初夏にはピンク色のかわいい花を咲かせます。

・ピラカンサ(トキワサンザシ)(秋〜冬)
すずなりに赤やオレンジの実が枝を埋め尽くすピラカンサは、観賞用の実がなる木として人気です。
栽培もしやすく、高さ3〜4mほどの低木なので管理の市やすさも魅力です。枝の棘にはご注意を。

冬に実がなる木

寒い冬、落葉樹が葉を落としてしまったあとも美しい実をつける木は、冬の寒さのなかでホッとできる景色をつくってくれる存在です。

食べられる実がなる木

食用としてだけでなく香りの良さからお風呂などにも入れられるユズの実 北欧の森

・ユズ(11〜12月)
柑橘系の果樹として庭木としても人気のユズ。黄色い果樹は、果汁・皮ともに料理に活用できます。
冬は茶碗蒸しやお漬物、お吸い物などに皮を散らせば季節の味に。

・キンカン(金柑)(12月〜2月)
皮ごと食べられる柑橘類であるキンカンは、低木で育てやすいため冬の果樹として人気です。
キンカンの実は蜂蜜漬けなどにすると、喉に良いとも言われています。

見た目が美しい実がなる木

難を転じるという意味で縁起のいいナンテンは赤い実をつける 北欧の森

・ナンテン(11月〜2月)
赤い実が長く残るナンテンは、「難を転じる」という言葉から、魔除けや厄除けの木としても親しまれています。
雪が降る季節でも赤い実をつけるため、ナンテンの実は観賞用として正月飾りにもよく使われています。

・ヤドリギ(11月〜12月)
冬でも緑色の葉をつけるヤドリギは、幸運をもたらす存在として、ケルト民族からは神聖な木として親しまれています。
実の色は、種類によって違いアカミヤドリギはオレンジ色の実をつけます。また、白や黄色い実が一般的です。

・マンリョウ・センリョウ(11月〜1月)
艶やかで小さい赤い実をつけるマンリョウやセンリョウは、鉢植えとしても流通していることから気軽に暮らしに取り入れやすい実がなる木です。
地面につくかと思うくらい、たわわに実って枝が垂れ下がる様子はとても美しく正月飾りや観賞用として人気です。

・クロガネモチ(10月〜1月)
春に花が咲き、実は冬まで残るクロガネモチは、観賞用として人気の木です。
黒金餅の仲間であるモチノキよりも、実の大きさが小さく、数が大きいのが特徴。成長すると15mほどの高さになることもある高木です。

(まとめ)実がなる木は自然の知恵と文化の宝庫

四季折々に実をつける木々は、私たちの暮らしに彩りと豊かさを与えてくれます。
食べて楽しめる実もあれば、目を楽しませてくれる実もあり、それぞれが季節の移ろいを感じさせてくれる存在です。庭や鉢植えに「実がなる木」を迎えれば、収穫の喜びや眺める楽しみを通して、自然とともに暮らす時間がぐっと深まるでしょう。