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ロフトはしご・階段の名称一覧|部位ごとの役割も紹介
ロフトはしご
私たちの日常生活に欠かせない、はしごや階段。
各パーツにはそれぞれ名称があり、役割が決まっています。
今回のコラムでは、はしご・階段を部位ごとに分け、名称を整理して解説します。
ロフトはしごの部位別名称

生活フロアと、ロフトや小屋裏をつなぐはしご。
各部位の名称と、その役割を知りましょう。
上部/上端(じょうたん)
はしごの最上部分のこと。
厳密な範囲の定義はありませんが、一般的には「踏板(ふみいた)」の最上段より上の部分を指します。
ロフトにはしごを固定するための「掛け金具」の取り付け箇所や、「手すり」の起点になる部分です。
下部/下端(かたん)
はしごの最下部分のこと。
「上部」と同じく、厳密な範囲の定義はありませんが、一般的には踏板の最下段より下の部分を指します。
接地部には、傷や滑り防止のためにゴムキャップが装着されていることが多くあります。
完全固定式のはしごの場合、金具で床に固定するように取り付けます。
「脚」と呼ぶこともあります。
昇降部
はしごの中間部分、つまり「上部」と「下部」の間のことを指します。
足をのせる「踏板」と、それを支える左右の「側板(そくいた)」で構成されており、はしごの機能をつかさどるメインパーツです。
側板(そくいた)
はしごの両サイドを支える2本の縦板のこと。
踏板を左右から支え、強度と形状を保つ役割があります。
手すりがないタイプのはしごでは、代わりにこの側板を掴んで昇降します。
「支柱」と呼ぶこともあります。
踏板(ふみいた)
昇降時に足をのせる板のこと。
「踏み桟(ふみざん・ふみさん)」や「ステップ」と呼ぶこともあります。
手すり
昇降を補助するために、側板に取り付けるパーツ。
ロフトはしごには法令上の手すり設置義務がないため、手すりのない製品も存在します。
※階段は、高さ1メートルを超える場合に手すりの設置が義務付けられています。
ブラケット/受け金具
はしごを構造物に固定するための金具の総称。
主にロフト側の梁(はり)や壁に取り付け、はしご側の「掛け金具」をひっかけて固定します。
パイプタイプやフック受けタイプなど、さまざまな形状があります。
階段の部位別名称

階段の各部位について解説します。
はしごと共通するパーツもありながら、特有のパーツも多くあります。
踏み面(ふみづら)
昇降時に足をのせる、板の上面(表面)部分のこと。
はしごでは、板そのものを指す「踏板(ふみいた)」という呼称が一般的ですが、階段では「段鼻(だんばな)」など、板の面によって役割が異なるため、足をのせる面を特定する言葉として「踏み面」が多く使われます。
文脈によって、「踏板・踏み桟(ふみざん・ふみさん)」、「段板(だんいた)」、「ステップ」と呼ばれることもあります。
蹴込み(けこみ)
階段の段差部分にある、垂直な立ち上がり部分のこと。
ここに取り付けられる板は「蹴込み板(けこみいた)」と呼びます。
蹴込み板がなく、向こう側が透けて見えるデザインの階段は「スケルトン階段」と呼ばれます。
【補足】蹴上(けあげ)とは:蹴込みの高さによって決まる、階段1段あたりの高さのことです。
蹴上が高い場合、上り下りに力が必要ですが、段数が少なくなり設置面積も減るため、省スペースになるというメリットがあります。蹴上が低い場合、段数が多くなり設置面積は増えますが、楽に昇降できるというメリットがあります。建物の用途や利用者やの属性によって、蹴上を調整します。
段鼻(だんばな)
踏み面の先端(角)の部分のこと。
蹴込み板よりも少し前面に出ていることもあり、踏板の面積を広げて昇降をサポートしたり、滑り止めを付けたりといった役割があります。
また、このラインの出し方で階段の意匠性(見た目)も変わります。
側桁(がわげた)
階段の両側に斜めに配置され、階段全体の強度を支える板のこと。
踏み板や蹴込み板を横から挟んで固定します。
「側板(がわいた・そくばん)」と呼ばれることもあります。
手すり
昇降を補助するため、踏板付近に取り付けるパーツ。
高さ1メートルを超える階段には、法令で手すりの設置が義務付けられています。
なお、ロフトはしごには手すりの設置義務はありません。
踊り場(おどりば)
階段の途中に設けられる、平らで広いスペースのこと。
転落した際に途中でクッションとなる役割や、小休止による負担軽減、また方向転換をスムーズにするなど様々な役割を持っています。
【豆知識】なぜ「踊り場」というの?:「踊り場」の由来は諸説ありますが、有力な説のひとつに明治時代を象徴する西洋建築「鹿鳴館(ろくめいかん)」にまつわるものがあります。
当時の鹿鳴館は、連日開催される舞踏会のためドレスを着た婦人が集まっていました。婦人が階段途中の広いスペースで止まったときに、ドレスの揺れる姿がまるで踊っているように見えたことから、その場所を「踊り場」と呼ぶようになったといわれています。
はしご・階段用語に「ブレ」があるのはなぜ?

ここまで解説してきた通り、はしご・階段用語は少し複雑です。
「足をのせる板」ひとつとっても、「踏板(ふみいた)」、「踏み桟(ふみざん・ふみさん)」など、多くの呼び方が存在するのはなぜでしょうか。
それは、建築業界には「図面などで使われる名称」と「現場で使う言葉」が混在しているからです。
例えば、踏板(ふみいた)は建築図面などで使われる、正式寄りの用語です。
対して、踏み桟(ふみざん・ふみさん)は職人さんが施工現場で使うことの多い言葉。「桟(さん)」は、はしごに渡す横木を意味する言葉なので、職人ならではの構造的な視点が反映された呼び方といえます。
このように、異なる立場の人がそれぞれの視点で名前を付けてきた歴史が、用語のバラつきにつながっています。
また、同じ「踏み桟」でも発音が「ふみさん」「ふみざん」と異なるのは、職人の技術が口頭で伝わっていく中で生まれた、いわば「現場の方言」のようなものです。
私たちが普段何気なくつかっているはしごや階段。名称の成り立ちを知ると、多くの人が関わって作られていることがわかります。
北欧の森編集部
ロフトはしごやロフト階段を輸入販売するECショップの運営チームです。実務に基づいた情報を発信しています。
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