「自然が描いた、一点もののグラフィック」
「アオが入っている」――。これはかつて、木材に携わる人々を落胆させる言葉でした。
パイン材には、木材の色を変えてしまう菌がいます。
青く入った模様は敬遠され、長らく「使い物にならない木材」として扱われてきました。
しかし、時代と共にその評価は変わりつつあります。
強度や安全性は、通常のものと変わらないこの木材。サステナブルで、リーズナブルな素材として、新たな選択肢になりつつあるのです。
そんな、新しいレッドパイン。当店でも入荷ができるようになりました。
この青い模様は、「ブルーステイン」と呼ばれています。
原因は、「青変菌」という、不完全菌類(カビの仲間)。木を食べる虫によって運ばれ、菌糸が木材に付着することで発生します。
とはいえ、この菌の作用は「木材の色を変えること」だけ。木の細胞壁を食べる菌とは違い、木材を劣化させることはありません。
乾燥し製材された後に変色は進行せず、もちろん、人体にも影響はありません。
リーズナブルなのは、あくまで色の違いによるもの。
フローリング材としての品質は、他のレッドパインと同じです。
模様は自然が生み出したもの。
ブルーステインの少ないものから多いものまでさまざまです。
この青を隠すも活かすも、あなた次第。
オイル塗装をすれば、ブルーステインは目立たなくなります。
また、あえて無塗装でこの模様を目立たせる、「ツウ」な楽しみ方の人も増えています。
届いたものを見れば、インスピレーションがわいてくるかもしれません。
手元の一枚とのめぐりあわせを大切に、空間づくりを楽しんでくださいね。
サイズは「15mm厚 111mm幅」「20mm厚 140mm幅」の2種類展開。
すっきりとした印象に仕上げるか、ゆったりとした印象に仕上げるか。イメージに合わせてお選びください。
長さはどちらも2m以下。一人で持ち運べるサイズなので、DIYにも重宝します。
グレードは、節の少ないAグレード品のみの取り扱いです。
グレードは高くても、値段はリーズナブル。ブルーステインだから実現できる価格です。
無垢材は生きているため、湿度変化にともない伸縮や膨張を繰り返します。
そのため、施工前に現場の温度や湿度環境に十分なじませ、施工時は板同士の貼り込みを締めすぎないようにお願いします。
お掃除の際は、掃除機とから拭きだけで十分きれいになります。
当店では無垢フローリングの取り扱いについて施工説明書にまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
豊かな風味を生むチーズのカビのように、誰かにとっての欠点は、別の誰かにとって唯一無二の価値になります。
自然の奔放さをそのまま受け入れたブルーステインの床は、暮らしに深い味わいをもたらすでしょう。
「賢く、自分らしく」。そんな空間づくりをする方にこそ、手に取ってほしい一枚です。