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複合フローリングはどんな床材?メリットとデメリットは

板・構造について2023.11.6

フローリングにはさまざまな種類があり、大きく分けて「無垢」「三層」「複合」の3種類があります。そして3種類のフローリングのなかで、分譲マンションや建売住宅に多く用いられているのが「複合フローリング」です。

今回のコラムでは、複合フローリングの特徴をはじめ、メリットやデメリットなどをお伝えしていきます。床材で悩んだときにぜひ、役立ててください。

複合フローリングとは?

薄茶色のフローリング 床材 北欧の森

複合フローリングは、集成材や合板の上に薄くスライスした天然木やシートなどの化粧材を貼り合わせて作られた床材です。まずは複合フローリングの種類や、無垢・三層フローリングとの違いを見ていきましょう。

複合フローリングの種類

複合フローリングには、

  • ひき板
  • 突き板
  • シート

の3種類あり、それぞれ化粧材の厚さや素材が異なります。
それぞれの特徴を見てみましょう。

ひき板

ひき板フローリングは、2〜3mmほどにカットした“天然木”を貼り合わせたもの。見た目や肌ざわりは無垢材と変わりなく、リーズナブルに無垢の質感や香りを楽しめるのが魅力です。

突き板

突き板フローリングは、0.3〜1mmほどの薄さにスライスした“天然木”を貼り合わせた床材です。突き板よりも化粧材が薄く肌ざわりも無垢材よりも硬いので、木特有の柔らかさを感じることはできません。けれど価格は突き板よりも安価なので、「木の見た目が好き」という方に適しています。

シート

シートフローリングは、木目をプリントした“シート”を貼った床材です。3種類のなかで最も安価で手入れがしやすく、バリエーションも豊富なことから、日本の住宅で最も多く用いられています。

ただし、木のように見えてもあくまでビニールなので、木のような柔らかな肌ざわりや温かみを感じることはできません。

無垢・三層フローリングとの違い

複合フローリングが、無垢材や三層フローリングと大きく違う点は「層の数」です。
無垢材は単層、三層フローリングは表層・中間層・下層の三層から成るのに対して、複合フローリングは薄い板が何層にも重ねられています。

三層フローリングを紹介したコラムがありますので、ぜひこちらも参考にしてください。

【コラム】三層フローリングはどんな床?メリットとデメリットは?

複合フローリングのメリット

フローリングにワイパーをかける様子 フローリング掃除 床掃除 北欧の森

複合フローリングの特徴を説明したので、ここからはメリットを見ていきましょう。

無垢・三層フローリングと比べて安価

先ほどもお伝えしたように、複合フローリングは無垢や三層フローリングと比べて安価に施工できます。「無垢材の見た目や質感は好きだけど、費用はあまりかけたくない」という方には、リーズナブルに天然木を感じられる、ひき板フローリングがおすすめです。

ラインナップが豊富で好みと予算に合わせやすい

複合フローリングの大きなメリットは、デザインや機能のラインナップが豊富なこと。価格帯も幅広いので、好みや予算に合わせて自分の希望にぴったりな床材を選べます。

日々のお手入れや掃除がしやすい

複合フローリングはどの種類も反りや変形が起こらないため、隙間にホコリが溜まらず掃除が簡単。掃除機をかけたり雑巾やシートでサッと拭いたりするだけで、日々のお手入れは完了です。

また、シートフローリングは塩ビシートなので撥水性があり、水や食べ物をこぼしてもすぐに染みができることはありません。汚れにくい点は、シートフローリングを選択する大きなメリットと言えます。

ただし、ひき板と突き板は化粧材に天然木を使用しているため、水や食べ物をこぼすと染みになるので注意してください。

複合フローリングのデメリット

割れてしまったフローリング 破損した床材 基盤の露出 北欧の森

価格・バリエーション・機能性を見ると万能に思える複合フローリングですが、実はいくつかデメリットもあります。

木特有の質感を楽しめない

天然木を薄くスライスした突き板フローリングと、塩ビシートを利用したシートフローリングは、木特有の温かみや肌ざわりを感じることはできません。

とくにシートフローリングは「木のような見た目」でも化粧材に木は使われていないので、肌ざわりが硬く、冷たい点がデメリット。天然木のような蓄熱作用もありません。

傷付くと合板が見えてしまう

複合フローリングは床に物を落としてしまったとき、化粧材の厚みを超える傷ができると基盤が露出してしまいます。とくに突き板は0.3〜1mm、シートはたった0.2mmしか厚みがないため要注意。部分的な傷が少しずつ広がっていく恐れもあります。

耐用年数が短い

複合フローリングの耐用年数は10年前後なので、暮らす間に何度かリフォームが必要になります。傷や汚れが目立つ場合は、10年よりもっと早くリフォームが必要になることも。

これに対して、無垢材の耐用年数は30年前後あり、浅い傷ならば自宅で簡単に補修できます。耐用年数の短さは、複合フローリングのデメリットと言えるでしょう。

予算や好みに応じて、自分にぴったりなフローリングの選択を

デザインや機能のラインナップが豊富な複合フローリングは、好みや予算に応じて自分の希望に合わせた床材を選べるのが魅力です。現に、多くの方が複合フローリングを選択しています。

ただし耐久性や耐用年数などに懸念点もあるため、それらも踏まえたうえで検討することが重要です。フローリングは毎日肌が触れる部分なので、どのフローリングが自分たち家族に適しているのか、しっかりと考えてみてくださいね。

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