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住宅に狭小空間が増えているのはなぜ?狭いスペースはどう活かす?

住まい・建築について2023.8.22

「狭小空間」は文字通り、“狭い空間”のことです。
最近は狭小住宅が増えたことで、家の中に狭小空間ができる住宅も増えています。

今回のコラムでは、なぜ狭小住宅が増えているのか、その理由と狭いスペースの活かし方をお伝えしていきます。

そもそも狭小空間とは?

3畳ほどの狭い部屋 狭小空間 狭い空間 北欧の森

冒頭にも書いたように、狭小空間は“狭い空間”のことです。
この記事内では、収まりの関係でできてしまった3畳以下の部屋や、4畳ほどの小さな子ども部屋を「狭小空間」と定義して話を進めていきます。

狭小空間と似た言葉に「狭小住宅」がありますが、狭小住宅は15坪(50屐飽焚爾療效呂坊てられたコンパクトな住宅のことで、住宅そのものを指します。

小さな土地に建てた住宅が「狭小住宅」、住宅内にできた小さな空間は「狭小空間」だと覚えておきましょう。

狭小住宅が増えている理由

3畳ほどの狭い部屋 ヘリンボーンの床 狭小空間 狭い空間 北欧の森

間取りの収まりの関係もありますが、とくに狭小空間が生まれやすいのが狭小住宅です。
リビングに面積を取る分、どうしても寝室や子ども部屋がコンパクトになってしまいます。

なぜ最近の戸建て住宅には、狭小住宅が増えているのでしょうか?

地価が上昇しているから

狭小住宅が増えた大きな理由が、地価の上昇です。
坪単価は数万円上がるだけでも、土地価格に大きく影響します。坪単価が1万円高くなると、40坪の土地を買うときには土地価格が40万円も高くなってしまうのです。

地価の上昇によって広い土地では予算が届かなくなり、狭い土地を購入する方が増えたことが、狭小住宅が増えている1番の理由と言えます。

土地の広さよりも利便性を重視する人が増えたから

ひと昔前の戸建て住宅といえば、「家族がゆったりとくつろげる、広々とした家」というイメージではなかったでしょうか?とくにファミリー世帯の場合は、通勤時間がかかったとしても、土地の広さを優先する方が大半でした。

けれど近年は共働き世帯が増えたことで、家の広さよりも土地の利便性を重視する方が増えています。そして都市部の地価が上がっていることから、予算の関係で狭い土地を買う方が増えて、狭小住宅も増えているのです。

土地を分筆して売却する売主が増えたから

買主ではなく売主側の問題にはなりますが、分筆して売り出される土地が増えたことも、狭小住宅が増えた理由に関係しています。

広い土地や建物は、相続税や贈与税、固定資産税などの税金がとても高くなります。
そのため、税負担を減らすために使っていない一部の土地だけ売却する方や、土地をすべて売り出す方が増えました。

しかし広くて高い土地は買い手が見つかりづらいので、多くの人の予算に収まるように、あえて分筆して小さな土地として売り出すのです。

不動産会社が広い土地を買い取った場合も同様に、買い手が見つかりやすいように数軒分の建売住宅を建てて売り出されます。売主や不動産会社の売却戦略も、狭小住宅が増えた理由に影響しているのです。

建築資材が高騰しているから

2020年にコロナ禍に入ったことでウッドショックやアイアンショックが起こり、住宅資材や設備メーカーが一斉に値上げを行いました。住宅性能が向上したことも関係していますが、住宅価格は2018年ごろと比べて10%以上も高くなっています。

平米数を少し広くするだけでも100万円単位で予算が上がるため、気軽に「広い家がいい」と言える時代ではなくなりました。費用を抑えるために家の広さも抑える人が増え、自然と狭小住宅が増えていったのです。

広さよりも住宅の質を求めるようになったから

住宅価格が高くなったことで、コンパクトな家にせざるを得ない方も増えましたが、あえてコンパクトな家を選ぶ方も増えています。

たとえば共働き世帯の場合、家で過ごす時間は平日の数時間と休日のみです。そうなると優先したいのは、家事効率や掃除のしやすさ。家の広さよりも動線や性能を重視するようになったのです。

限られた予算を太陽光や床暖房、換気システムなどの住宅の性能部分に充てるために、あえて狭い家にする人が増えたこと。これも狭小住宅が増えた理由のひとつと言えそうです。

狭小空間を活かすポイント

階段下に造作されたシューズクローク 階段下収納 北欧の森

最後に、狭小空間を活かすポイントを2つお伝えします。

造作のロフトを作る

狭小空間を活かすのなら、造作のロフトがおすすめです。
造作ロフトは部屋のサイズに合わせて設置できるので、デッドスペースを作ることなく空間を目いっぱい活用できます。

収納スペースとして使う場合は、重量調節してもらえるのも造作ならではのメリットです。使える広さが限られている狭小空間では、ロフト階段ではなく「ロフトはしご」を選びましょう。

デッドスペースは収納として活用する

階段下やクローゼット横、梁の関係でできてしまったデッドスペースは、収納として活用しましょう。

たとえば階段下にできる空間は、扉をつければ立派なクローゼットになりますし、クローゼット横や梁の横にできた隙間には造作棚を付けて、本棚やディスプレイスペースにできます。

収納が確保しづらい狭小住宅だからこそ、デッドスペースは収納場所に。使える空間は余すことなく活用しましょう。

狭小空間の活用は工夫しだい!ロフトや収納を取り入れて

地価や建築資材の高騰、ライフスタイルの変化など、さまざまな要因によって狭小住宅が増え、同時に住宅内の狭小空間も増えています。

しかしコンパクトな家だからといって、不便なわけではありません。どんな小さなスペースでも、アイデアしだいでしっかりと有効活用できます。ロフトや収納を取り入れながら、狭小空間をしっかり活用しましょう。

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